体験談/第3回(2010年5月3日〜11日)

「アーユルヴェーダでライフリセット」PartVを終えて

今年もGWにインドでのアーユルヴェーダ体験ツアーを開催しました。ご参加頂いた皆様は、ご新規のご夫婦1組とリピーターの方が2名―という計4名。実は、もうお一方いらっしゃったのですが、インド大使館がビザを発行しない(出発日2日前になって、一応下りたのですが、当然キャンセルした後でした。まったく、インド大使館、何考えてんだか・・・・・)という暴挙にあい、今回は参加できず。今年のインド・ツアーは、私を含めて計5名の、実に和気藹々としたDEEPなツアーになりました。毎日、毎食を共にしながら、よく笑い、いい涙もいっぱい流しました。少人数でも決行して、本当に良かったです!!
 「アーユルヴェーダ」は、体験して自分の体(心?)で感じてもらわなければ、その「良さ」がわかりません。またインドという所は、もちろん距離や、アクセスの不便さで「遠い」所ですが、それ以上に、文化・文明的な距離感を強く感じる場所です。Ayurvedagramも、トリートメントルームのお湯の出がひどく悪かったり、タオルが古くてガビガビに硬かったり、部屋には蚊もヤモリもいるし、夜にはサルが走り回ったり、決して心地良い環境ではありません。私は何回も行っていますが、決して「ああ、また来たい!」と素直に思うような所ではありません(笑)。でも、日本での日常の中で「ニュートラルに戻す必要あり?」と感じた時には「インドでアーユルヴェーダ!」と思い出します。文明社会に暮らす私達が忘れてしまった大事なものが、まだインドにはしっかり残っている気がします。 
 今回も、ご参加下さった皆様が、ステキな体験談を公開して下さいました。お忙しいなか、貴重な体験をシェアして下さり、本当にありがとうございます!今後も是非、一年に一度は、インドやスリランカのアーユルヴェーダで、心身のリセットをお続け下さい。もちろん、個人手配でお友達と行ったり、お一人で行かれることもお勧めします。

 私は、ツアーの後ひとりで、ずっと気になっていたヒマラヤのANANDA SPAにいってきました。噂に違わず、とても良いところでした。実は、Ayurvedagramではいろいろと問題が発生して、毎日施設サイドと揉めるハメになり(ツアーには支障がなかったと信じたい!)、個人的には全く治療を堪能する状況ではなかったので、ヒマラヤでは本当に癒されました。インドの私的ガイドとして、おまけでANANDA滞在記をUPしましたので、併せてお楽しみ下さいませ。

» ANANDA滞在記

MAKI(40代)

体と心の変化

去年が、初めてのAyuruvedagram。お肌だけではなく、心がゆで卵のようにつるん!。余計なものが取れ「本当の自分の姿」に会えたら、体の中からエネルギーが湧き出てきました。勢い余って、口から飛び出すかと思ったくらい。とにかく驚きの連続。そして2回目の今年。

最初の3日間は、怒り・イライラ・フラストレーション+頭痛。夜にディクシャをしてもらい、翌朝起きてみると頭は快晴。朝のウォーキングでは、怒り・イライラ・フラストレーションもなくなっていた。「頭の上のふたが、ポン!と取れた!!」の喜びもつかのま。翌日、またしても頭痛。『みんな4日目に何か体験するのよね。』は敦子さんの弁。ただ今度の頭痛はいつもの後頭部ではなく、眉間の上。第3の目の位置。初めての体験。心の毒素だとのこと。その翌日からは頭だけではなく、体も、心もすっきり。今回の旅では、今までにはなかった力強さが自分の中に芽生えました。体の中から出てくるエネルギーをうまく使い分けられている。そんな感じです。

毎日、3回のヨガ、2回のアーユルヴェーダマッサージ、大地のエネルギーをたくさんうけた野菜食。そしてエネルギーのかたまり。土地。またしても心と体が清らかになった1週間でした。

・・・でしたが、東京に戻ると維持するのはやはり難しい。Ayuruvedagramを後にしてから、2週間。心と体の拒否反応が続いています。重〜〜〜い。家、会社、電車の中、歩きながら、意識してゆっくりと呼吸をしながらAyuruvedagramで得た良いエネルギーを燃やすそんな毎日が続けています。やっぱり1年に1回は、じっくりと大地の恵みを体と心で受け止めないとだめかなぁ〜。

今後の希望

また参加します。来年。

M.F(50代)

アーユルヴェーダのツアーは、2回目のリピーターです。初回に続き、インドのアーユルヴェーダ・グラムでの7日間のステイプログラムに 参加。建物やエネルギーに満ちた大好きなガーデンは変わらず(^^)、スタッフも1年前と同じ顔ぶれが多く、何もかも初めてで不安だった昨年とは違い、余裕でステイが始まりました。

身体の変化

私の場合、昨年参加したときの最も顕著な感想は、「身体ってこんなに軽くなるの?まるで羽根のように透明になった感じ!?」という驚きでした。

アーユルヴェーダ施療の特徴は、
(1)その人に合った薬草を染ませたオイルで行われるトリートメント(マッサージ)
(2)食事療法・・動物性たんぱく質のないベジタリアン食、冷たい飲み物はダメ
(3)ウォーキング、ヨガ、瞑想、呼吸法プログラムを含んだ規則正しい生活であり、これらの総合的相乗効果でデトックスが行われます。

昨年は、滞在の終わりごろに“Virechana” という施術 (下剤を掛けます。「腸に毒素を集め、下剤で体外へ出す」という説明を受けました。)があり、まずすっかり胃が軽くなり、体も軽くなりました。体に悪いものがなくなった、という感覚でしょうか。今年は、“Virechana” が2日目に行われ、え?と思いましたが、それほど毒素やドーシャの偏りがあったようです(最初にドクターのコンサルテーションによってその人に合わせた薬や施術が決められます)。

毎日、朝夕に行われるマッサージによっては、すごく疲れて運動プログラムに参加できない時もありましたが、今年は逆に「よく効いているんだな」と実感しました。
私の場合、肩こり、胃のもたれた感じ、口中のネバつき、足の冷えがありましたが、これらは徐々に改善され、滞在中の最後にはほとんど感じなくなりました。

海外旅行からの帰りは疲れた重い体で帰国、というのが常識でしたが、アーユルヴェーダツアーは、来る前より軽やかにすっきり元気に帰れるというのがうれしいです。
今年もこれは同じでした!

メンタルな側面

昨年は、精神的な面では、なにか行き詰った感じを抱えての参加でした。

ツアーを終えても、特にドラスティックなことが起こって悩みが解決するということはなく、体がとても軽やかになったことで晴れやかな気分になり、根拠はないけど「希望はあるのよね」とちょっと前向きな感じで帰れたというのが正直なところでしょうか。

今年は、不思議な体験をしました。

5日目の早朝に何かみぞおちのあたりに温かいものを感じて目が覚め、なぜか「私はここにいてしあわせだ」ということを感じました。うまく表現できませんが、頭で、言葉で理解するのでなく、単純に身体で感じたのです。

その後、お腹からあふれるみたいに涙が出て、起きだして外を見て、ガーデンの木々や葉っぱ、鳥、犬そして人、すべてに感謝したい気持が湧き出しました。

以前、子供を産んだ知人が「子供を産んだら、母性があふれ出てきて、すべての赤ちゃんがいとおしくなるのよね」と言っていたのですが、それに近い感じです。

私は、もともとスピリチュアルなこととは無縁の人間です(と思っています)が、インドでは、自らの今までの経験や思い込み等によって心にかけている覆い(バリアー?)のようなものが、ゆるんで取れやすいのではないか?そのままの「心」が顔を出したりする、それが、「浄化」ということではないのかと思ったりしています。

ツアーより戻ってほぼ1カ月、あの1週間は夢だったのかというほど、すっかり元の日常生活に戻っています。

ツアーに行ったからといって、劇的に人生がラクになったり、行くべき道が見えたりなどということはない(笑)と思いますが、インドにはなにか不思議な力があるようです。

小説の題ではないですが「ナニカアル」インドです。
迷っているなら、一度「参加してみる」ことをお勧めします。

石丸茉莉子(50代)

私は、軽い更年期障害の症状があり、慢性の眼精疲労に悩んでいました。 それがだいぶ楽になりました。2回のアイトリートメント(目の周りを壁で囲んで、その中にハーブオイルを入れるトリートメント)のおかげだと思います。

滞在3日目、特に体の変化は自覚していませんでしたが、早朝中庭で氣功をして驚きました。氣功を習っていても私はあまり“氣” というものを感じるほうではありませんでした。ところが手のひらに今までにないピリピリする気を感じたのです!

さらに5日目、氣功には一旦氣を上げるための元気に動く氣功があるのですが、 早朝その氣功をした時、また驚きました!言葉ではなかなか表しにくいのですが、とにかく元気に気持ちよく動けるのです。ドラゴンボールのカメハメハ〜〜!を出す時のような・・・体の中に氣が満ちていて、氣があふれでるというか・・・。それは帰国してからも続いていて、氣功の先生と仲間にも「変わったね!インドで充電してきたんだね」と言われたので本当だと思います。

聞けば、アーユルベーダ・グラムは.とても“エネルギー場”のいいところだとか。

毎日、参加者全員で美味しくて飽きることのないインド料理をいただきながら、尽きることのないおしゃべりを楽しみました。

そして身も心もとろけるようなオイルバス(温めたオイルを大量に使って体に注ぎながら、軽いマッサージをするトリートメント。その贅沢さで「王様のトリートメント」と呼ばれる)は、たとえようのない気持ちのよいものでした。

メディテーションでは ヨガの先生の見事な導入で 今まで味わったことのないような深い瞑想状態を経験し、プラナヤマでは呼吸の大切さを改めて感じました。今まで呼吸法は苦手で苦しいから逃げていたんですね。深い呼吸ができるように毎日数分でもやるようにしています。

アーユルベーダ・グラムの外に出ると、地元の人が“何もしないで ただ座っている”“道端でなんとなく立ち話をしている”そんな風景をよく見かけました。いつも何かをしていないと落ち着かない私には、新鮮な光景でした。「インドの人って、何もしないんですね」と言ったら、大石さんが「何かしてないと、いけないですか?」と。そうですよね!何もしてないこと(まさに瞑想!)こそ大切で、そんなにアクセクすることはないのですよね。そういえば アーユルベーダ・グラムの中ではみんなゆっくり歩いていて 走っている人を見なかった・・・・。

今回のツアーに参加して、心身をリラックスさせ 全身60兆個の細胞の隅々まで インドの“氣”を行き渡らせることができて 生命エネルギーを高めてきたんだと実感しています。ツアーを企画して下さった大石さん、通訳でサポートしてくださった2人のMさん 一緒に参加してくれた夫、留守番をしてくれた息子 すべてのことに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 

石丸正洋(男:54歳)

妻がかねてより友人の姪御さんから「インドでのアーユルヴェーダのツアー」の話を聞いていて、時々大石さんのホームページを見て“心身ともにリセットできそう”と大変興味を持っていた。(あくまで、妻が)
そうこうしていたところ、5月末までに少し長めの休み(退職前の)が取れることになり海外旅行を計画。ちょうどその頃3回目の「リセットツアー予定」の話を聞き、絶好のチャンス到来と“妻の意向で”初めてインドに行くことになった。 少しヨガをかじっていたことと、カレー好きの小生にとってインドは興味津々。“アーユルヴェーダ”とは油をたらすもの位の知識で参加。
行ってみると参加者は主催者含め総勢5名(内男性は小生1人)美人に囲まれ、7日間の施設での生活が始まった。
初日に、全く英語が話せない夫婦ではあったが懇切丁寧な通訳のおかげで、多岐に亘る病気を抱えている小生の曖昧な記憶の症状を的確にドクターに伝えてもらって治療方針が決定。
1日のスケジュールは @朝の浄化プログラム A朝夕2回のトリートメント B毎日3回あるヨガ C何より楽しみのカレー三昧の3食、食事をしながらの1時間半から2時間のおしゃべり(ミーティング?)の日々がスタート。
最初はフンドシ一丁になることと、若者2人にトリートメント&ハーブボールをしてもらうことに抵抗感もあったが、「王様のトリートメント」を受けてからは心身ともに一変。“世の中にこんな気持ちのいいものがあったのか〜!”っと、それからはトリートメントが待ち遠しくなったのである。 
トリートメントのオイルが体に浸透するのもわかってきて、最初は少しだるくなり疲れも出たが、そのうちだんだん体が軽くなってきて、日々の疲れがとれていったように思う。 
心の変化については「普段からボ〜っとしていて、あまり物事に拘らず他人のことが気にならない性格が奏功」大きな変化はなかったように思っていた…が、帰ってきて氣功教室で練習をしていた時 私達夫婦から出る強い氣を感じた先生が「急に涙が出そうになった」と言っていた(強い氣に共鳴したとの事)。
また、プラーナヤマの“呼吸”も非常に良かった。帰国後も毎朝「氣功太極拳と太陽礼拝&呼吸」は続けている。
リセットツアーを振り返って思うことは「非日常的な空間と思いやりのあるいいメンバーに恵まれ“竜宮城”にいるような気分を味わうことができた」ことかな。このような経験をするチャンスを与えて下さったすべてに感謝いたします。男性陣もフンドシ一丁を怖がらず参加されることを是非ともお勧めいたします …浦島太郎より