体験談/第4回(2010年9月4日〜11日)

スリランカ ツアー体験記 Barberyn Beach Ayurveda Resort

今回は3名のご参加を頂き、私を含めて4人で行ってきました。しかも全員がスリランカのリピーター!
毎食4人で、いろいろな話をしながら食事をし、去年のツアーの後、どのような変化をしたかを皆でシェアしました。ライフスタイル(主に食生活)から心の持ち方、人それぞれですが、結構皆様大きな変化があったようで・・・・・・・。インドに負けず、スリランカ・ツアーでも人生はしっかり変化したようです。(その後、皆に東京でも会いましたが、変化は続行中!!)

バーベリンは、ドクター達が本当に良く面倒をみてくれるし、すべてのスタッフが「ゲストに喜んでもらいたい」というホスピタリティに溢れています。到着時に「お腹が空いた」と言ったら、移動途中にトイレ休憩で寄るバーベリン・リーフに電話して、深夜なのにディナーボックスの手配をしてくれたり。お部屋もキレイで環境も良いし、なんのストレスもなく安心してDETOXに励むことができます。
今回改めてバーベリンの良さを認識したので、どんなに人数が少なくても、ここには毎年来ます!まだスリランカにいらしたことのない方は、是非一度来て下さいね!そうそう、私は自称「スリランカ親善大使」(一応スリランカ航空の営業の方認定!)でした。

今年はリピーターだけの少人数ツアーだったので、昨年とは違った趣で楽しんで頂くため、オリジナルでゴール・ツアーを仕立てました。ゴールは世界遺産になっているので昨年行きましたが、同じ景色を見ても仕方ないので、今回はジェフリー・バワの傑作ホテルLIGHT HOUSEの見学&お茶を含む街の散策(というかショッピング?)です。
こじゃれたお土産屋さんでバラ撒きお土産用のお茶をしこたま仕入れ、外から見て「ここ!!」と思ったジュエリーショップに立ち寄り、時間が経つのも忘れて買い物。本物の宝石がなかなかセンス良くデザインされていて、しかも超安い!皆で見立て合いながらの買い物はかなり盛り上がりました。物欲全開のようですが、やはりキレイなものには心踊ります。その日から、ディナーの時間は皆ピアスをとっかえひっかえ。女子力全開で楽しんだゴールでした。

バーベリンからほど近い街には、オートリキシャで繰り出しました。それは加熱殺菌されていないハチミツを買うのが目的!ハチミツは40℃以上で加熱すると体内ですぐにアーマ(毒素)になりますが、日本で買えるものはほとんど加熱殺菌されています。街にあった小さなお店は店主が一応英語をしゃべったので、店内のハチミツとジンジャークッキーは全部私たちが買い占めました。
昨年ロコのお兄ちゃんに連れて行ってもらったフルーツジュース屋さんにも、皆で行きました。ドリアンやアーモンドフラワーなど、日本では絶対にお目にかかれないジュースをしこたまたのんで、皆で味見。ドリアンは「うま〜〜!!!」という人と「「気持ちわる〜!」という人に分かれました。好みってホントに人それぞれ。ちなみに私はドリアンジュースが超お気に入りです。

バーベリンのヨガはやけにアクロバティックで難しく、見渡せば40代以上の参加者はいません。なので、めげた2名は私の部屋で「大石ヨガ」を。しっかりストレッチをしながら、ちょっと負荷がかかるポーズや呼吸法も含めて約1時間。それくらいで充分ですね。やはりヨガは無理が過ぎてはいけません。
こんな風に毎日ゆるゆると、でもしっかりDETOXをすすめて1週間。「また来年ね〜!」とスタッフに手を振って帰国の途につきました。

今回、私は、個人的には大きな一歩を踏み出した感じです。
それはプラクリティ(自分本来のドーシャ・バランスが取れている状態)が微かに分かったこと!
アーユルヴェーダを始めて5年目ですが、なんせ何十年もの間大きくバランスを崩しながら生きてきたわけで、それはなかなかスルッとバランスが取れるわけはなく、1ヶ月みっちりやった後でも「まだヴァータが高過ぎる」という状態から抜けたことがなかったのです。
今回は、久々に、シロダーラで「揺るぎのない平和な心」の状態を味わい、心がざわざわしないのは、これほど安心で気持ちの良いことかーと確認できました。最後のドクター・コンサルで「ピッタはバランスが取れています。ヴァータも、ほんのちょっとバランスが取れ始めたーというところかな?」と言われ、やった〜〜〜!!−と大喜び。今まで見えていなかった出口が、どの方向にあるかぐらいは分かった感じです。今の状態を心身に定着させるよう、心して日々を過ごしたいと思います。

前置きが長くなりましたが、今回のツアーの体験記をお届けします。
全員がリピーターなので、アーユルヴェーダを続けるとどうなっていくのかーということも垣間見て頂けると思います。1年にたった1週間の毒素排出の旅ですが、着実に心身の変化を進ませているのはスゴイと思います。

弊社のツアーは、毎年2回。5月のGWがインド(次回からはマイソール)、9月初旬がスリランカです。日程は今後フレキシブルにしていく予定ですので、興味のある方はお気軽にフォームからお問い合わせ下さい。


H.Y (40代)

2度目のアーユルベーダは、更に自然と一体化するものでした。
あるがままに、ドクターの組んだ治療と、サービスされる食事を受け入れて、時間を過ごしました。
昨年はすべてが初めてだったので、「なぜ、どうして、どこに効くの?」などの左脳的「理由・理屈」を求めていたのですが、帰国後に東京での自分の食生活も変わり、体調が良くなったことから食べ物、時間の使い方で「自分自身が変わる」ことを、ほんの少しながら体感したので、もう今年は「なすがまま」だったのです。
案の定、滞在数日で体重も減り、胃腸が軽くなり、食欲も増進。
一日に5,6度出る薬草と思われる苦い薬も(これも個人個人で内容や飲み方が異なる・・・)難なくクリア。
今年の酷暑でいかれたカラダを、一気に解きほぐしてまいりました!
既にスリランカは、私の第二の故郷の感じです。

M.K(40代)

1)体の変化

今回は期間が短かったこともあり(6日間)、目的をダイエットと運動に絞ってきました。コンサルテーションで夜のみダイエットを申請しつつ、朝昼も、よほど食べてみたいものでない限り「ダイエット中NG」の表示があるものは避けて食べ、毎日できるだけ2コマ(ヨガ1クラス、プール30分とか)運動を課し、結果、毎食おなかぱんぱんに食べながら、この短期間に1.5kg減(158p 50.5kg→49kg)は成果でした。
しかし、脳までアプローチしなかった(短期なのでシロダーラはやらなかった)こともあってか、帰国後すぐにお酒飲んだり(昨年はすぐには飲みたくならなくて、1ヶ月ぐらいまったく飲まなかった)、効果はやはり長い方のコースに比べるとマイルドであった、という感想です。とはいえ、身体が軽いとやはり過ごしやすい、ということを思い出せたのは収穫でした。
長いコースに参加した前回のように引き続きするする減量(昨年は、現地ではそれほど体重は減らなかったが、帰国後に2ヶ月で4kg減!!)、という訳にはいきませんが、まあまあのところでキープしています。
それから、帰国した翌日、ロルフィングのセッショ ンがあったのですが、先生からは「リラックスしてきたって言う感じ、内臓が柔らかい」と言われました。 

2)心の変化

コンサルテーションでも大変お世話になりました。
でも、今回は自分でも英語で先生と話すことを積極的にやってみました。(昨年は、スリランカ人の日本語通訳を介してだったので、何をやり取りしているか分からず、すべてに納得とはいかなかった)情報は限られるとしても、先生と直接話すことで、いろいろなことが納得できました。
私自身には気の持ちようや物の感じ方の変化はなく、同じような調子ではいるのですが、今抱えている問題というか当面の課題はほぼ浮き彫りになったような、そしてそいつとどうつきあうかというのがこれからなように思えます。

3)その他

2度目で物欲もでてきたのか、お買い物もとても楽しかったです。
街やライトハウスの観光(?)とかスリーウィラーに乗れたのも!もろもろご手配ありがとうございました。
買ったもので当たり/
ゴールのショップで買ったピアス、フレーバーティー(ムレスナのカルダモン、サワーソップほか)、アーユルヴェーダ歯磨き粉(次回はこれ多めもいいかも)、はちみつ、そしてホテルで買ったビスケット(職場でも好評、特に話のタネとしてはココナッツよりジンジャーの方)、ステンレス製のタンスクレーパー(使いやすかった)
私的にははずれ/
ゴールで買った腎臓によいというハーブティ(結構土臭い、くせのある味で一回試してさようならでしたが、空港のショップにも置いてありました)
(大石注:私と他のメンバーには「悪くない」味でした。ホント、人の好みってそれぞれです)

リピーターMASAKO

バーベリンの摩訶不思議

なぜかスリランカから帰ってくると ぐわ〜ん と私の生活の軸が回転し始めて、活動・移動の生活になります。
去年はまさに帰った途端、北から南へ日本各地を飛び回ることになりましたが、今年も帰国からまだふた月も経っていないのに、アドレナリン大噴出の出来事が東京で3回。そして移動が、盛岡・仙台・埼玉・長崎・福岡と怒涛の日々が続いていきます。本当になぜ?不思議です。

今年のスリランカの前、なにも思うように事が進まず、どうしようもなく疲れていて、2週間くらいはただ「はやくスリランカに行きたい〜〜」という思いで過していました。あそこに辿り着きさえすれば休める…と体がわかっているので、ともかく「早く行きたい」一心でした。なつかしい暗闇と夜気につつまれた時は、帰って来たとホッとしました。
ドクターは去年と同じ方で、私が忘れていたことまで、細かくカルテをチェックして治療を組んでくださる。これぞリピーターの特権です。

今年のバーベリンのキーワードは3つ
1. シロダーラ
2. 断捨離
3. 焼きついたイメージ

1. シロダーラ 幸せの時間

去年のシロダーラはまったくシロダーラの醍醐味が分かっていなかった。今年も、頭を洗えないとか色々行動を制限される禁止事項に、せっかくスリランカにいるのに時間がもったいないとさえ思いました。けれど去年より受け入れる覚悟ができていたからか、実際シロダーラが始まったとたん、心がシンと静まってなんともいえない幸福感に包まれていました。
何もできないではない 何もしなくていいやすらぎ 幼いころはだれもが眠くなれば眠り、お腹がすけば食べ、やりたいことをやり、笑い、泣き、心のおもむくままに生きていたはず。そんな時間を取り戻した感覚。
暇なはずなのに時間が意外とない。何もしなくていいのだから好きな事をしようと思うのに、暇だと感じないので余った時間がない、やっとのことでずっと書きたいと思っていた人たちへ短いハガキを数枚書きました。
シロダーラはつくづく環境が大事と思う。バーベリンには最高の条件が揃っている。
心地いい風が吹きぬける空間 目の前には緑の森 その先に青い海 打ち寄せる白い波 そしてご飯の心配もいらない 時間の制約もない なにより目からも耳からも何も情報が入ってこない…この環境があればこその精神の開放。ここでなければこんなに早くシロダーラの意味を知る事はできなかったでしょう。
シロダーラは幸せ…と感じることができてよかった 真髄を少し知った気がします。

2. 断捨離

この言葉はバーベリンで大石さんから教えてもらいました。
シロダーラの最中に不思議なことがあり、書いてはいけないというものの ペンを持ったらさらさらと紙の上に言葉が自然に流れ出てきたのです。
自分で書いている感覚がないフレーズ。 ずっと心のどこかで気になって、考えていたのかもしれません その答えがするすると出てきた感じ。
まったく考えることなくペンが走っていき、「〜〜〜なのだから 〜〜〜しましょう」まさしくほんの少し背中を押してくれる、一歩を踏み出す答えなのです。
その中に 〜捨てましょう〜 という内容のメモがあり、その話をして「断捨離」という言葉をいただきました。この本を読んだという大石さんに話を聞きメモまで取って帰りました。そしてこの言葉が、帰国後、雑誌の表紙に明確に暗示として現れて驚愕したのですが… それは内緒。
それとは別に、帰国の前日、まだ10年目の冷蔵庫が突然壊れてしまったとかで帰りついた私に冷蔵庫の大掃除が待っていました。冷凍庫に入っていた保存食から冷蔵食品、 各種ビンの調味料は中身を捨てて洗ってと すべてを片付けるのに3日もかかり、1週間後やっと新しい冷蔵庫が届いて、新しい食品がほんの少し入った空間を見た時の爽快感といったら…。今になって思うのは、これぞ強制的「断捨離」。いつもふん切りのつかない私に、帰国前から強制的に仕掛けられたとしか思えません。

3. 心に焼きついたイメージ

シロダーラ開けの翌日が帰国日。仕事で悩んでいた私は大石さんにディクシャをお願いしました。去年は毎日サーフィンができそうないい波を待ちながら キャッチ ザ ウェイヴ キャッチ ザ ウェイ と心に刻んだ。なすがままに 自然のままに あせることなく いい波がきたら(チャンスが来たら)乗ればいい そう思って帰国した。
それが今回、ディクシャの最中にまったく違う明確なイメージが浮かびました。
それはバーベリンの波音を聞いているにもかかわらず、とても演歌なイメージで 大きな岩にバ〜〜〜ンと打ちつけて砕ける大波 なんていうか よく日本映画の始めにできそうな映像。そして水際には小さな波が打ち寄せては砕け 小さな渦が沢山できていた。

これは今の会社の状況です。
どんな大きな波が打ちつけても 揺らぐまい
小さな波が絶えず足元で渦巻いていても 私は揺らぐまい
私はじっと耐えて自分でいよう
まさに今 私を支えているのはこのイメージです。

予知夢というのがあるとするなら バーベリンは白昼夢。
断捨離にしても このイメージにしてもまさに予知夢となったのです

大波が打ち寄せても 足元がざわめいていても
自分はシンとした心で 凛と立っていられますように・・・

来年バーベリンに帰るまで じっと立っていられます