「食べる」ということ

食事は健康をつくる上で、一番大事なこと。食べ物は、単に身体のエネルギーになるのではなく、ダイレクトに身体を作るものです。「食べるもの=自分」なんです!
毎日、身体は入ってくる食物を消化し、栄養を吸収し、その後不要な物を排泄します。身体は食べるもので毎日新しく作り変えられているのですから、もしも今不調を抱えているとしても、今から食べるもので、新しい健康な身体に作り変えることができます。そう考えたら、「食べる」ということを、もっともっと大切にしたくなるはず・・・・・。

 

まずは、食べ過ぎないこと!!
これは自分に言ってます。「健康には腹八分目」と言われますが、気がついたら毎回十分目まで食べてます。(って言うか、「八分」ってどの辺のことか今だ分からず・・・・)「食べる」ことは、身体を作る栄養を摂取することだけど、美味しいものを食べることは、単純に幸せですよね。お腹いっぱいでも、デザートはモチ別腹だし、満腹中枢って、皆のはちゃんと働いてるんだろうか?まあ人間、普通に生きてれば、絶対食べ過ぎてます。
大昔に読んで、目からウロコだったのは、「ライフスタイル革命」(キングベアー出版)に「人は活動するから身体が疲れるのではない。食べたものを内臓が消化するのに一番エネルギーを使い疲労するのだ」と書いてあったこと。ワケもわからず私は「まさしくそうだ・・・・」と納得していました。いくら体に良いものを食べていても、量が多過ぎれば、消化しきれない分は腸に残って腐敗します。腸の中でできた毒素は血液中に戻って身体の隅々まで運ばれます。これを毎食やっていたら、誰でも病気になりますね。
ミリオンセラー「病気にならない生き方」(サンマーク出版)の著者・Dr.新谷も「腹八分目」の大事さについて何度も言及しています。
では、実際「腹八分目」を実践するにはどうしたらいいんだろう?
まずは、料理を作り過ぎない!ゆっくりゆっくり食べる!−ということですかね。
本当に「腹八分目」がわかるようになるには、ヨガに瞑想かな?

 

「家ヴェジタリアン」のススメ
私は45歳くらいまで普通に食事をしていましたが(とはいえ、健康には気遣っていたし、体重が増えないよう最低限の注意は払っていたので、揚げ物・脂っこいものは控え、もちろんファーストフードやコンビニ飯は食べていません。毎年やる健康診断では何も問題はありませんでした)、一度断食に行って玄米菜食をしたのをキッカケに、マクロビオティックに入信(?)しました。
実は、当時は全く和食を食べない人だったので、和食中心のマクロビに改宗するにあたっては、お茶碗や漆の汁椀など和食器を初めて買いました!そうなんです、それまでは家ではイタリアンばかりでした。外食の機会も多かったのですが、家で一人だとサラダとパスタが一番簡単に作れて美味しいですから。外食する時も、中華・フレンチ・エスニックと何でも食べますが、昔から和食は本当に苦手でした。なんだかみんな同じ味なんですもん、お出汁とお醤油―みたいな。
それが、断食合宿に行ったら、玄米は噛み締めるほどに甘味が出てきて、歯応えもあり「美味しい!」と素直に思えたんです。断食してクリーンになった体には、和食の優しさが心地良く「ああ、これからはこういうものを食べよう」と思いました。今では、しょっちゅう切干大根やひじきの煮物も作るし(相変わらず漬物はダメなんですが)、玄米のお陰で便秘もすっかり治ったので、1日1食は必ず玄米を食べています。
その後2006年に行ったフィリピンのリゾート・クリニックで「ローフード・ダイエット」(なるべく生で食べる食事法)を体験し、加熱調理の多いマクロビとミックスして、自分の身体をさらに善くする食事法を、研究しながら実践中です。Dr.新谷もおっしゃっていますが、生の果物や野菜の酵素は大切ですものね。
健康のこと以外に、地球環境のことを考えても、やはり食事はヴェジタリアンが最善だと、私は思っています。でも、外で食べる時は、ヴェジタリアン・レストランでなくて全然かまいません。まあ私の仲の良い友人達は全員「ノン・ヴェジ」だし。皆でレストランに行ったら、私だけ野菜の料理を頼めばいいし、「わ〜〜!美味しそう!」と思ったら、お魚もお肉も少しは食べます。美味しいものを愛でることは幸せ。友人と楽しく食事を共にするのは喜び。時に掟破りをしたとしても、家で食べる分でリカバーすればいいんですから。
「家ヴェジタリアン」なら改宗も意外と簡単です。